読んでもいないのに感化された本
未だ入手できていないのですが、読む前から前評判などで感化された本です。
断る力 勝間和代著
今日本では著作、テレビ出演でかなり有名になっている方かと思います。
憧れのビジネスパーソン、女性部門で1位に輝いたりもしているようです。
彼女が現在持っているラジオ番組、J WAVEのBOOK LOVERSはネットで海外でも聞けるので、いつも聞いているのですが、その中でこの本のポイントを聞いただけで読んだ気になってしまい、実行もした私の「断る力」の例です。
私はメキシコで日系企業に契約を戴いて専属通訳をしているのですが、朝の会議で「月曜日午後6時半から日本とのテレビ会議がありますので、よろしくお願いします。」という発言がありました。その場では通訳するのが仕事ですから、とりあえず訳しました。
今の会社の制度ですと、この発言があった時点で、通訳のその会議への参加は既成事実となります。業務時間外であっても、です。会議の内容上、通訳を介すと悪くすると3時間はかかるだろうと予想されました。
私は社員通訳ではなく、時給単位の契約通訳であるため、確かに働いた分だけお給料での還元はあります。ただ、基本的に社員と同じ時間帯のフルタイム勤務の契約ですので、一日通訳した上、更に夜になってから音声の面で通常の会議より負荷の掛かるテレビ、電話会議は正直大変です。しかも今通勤に時間が掛かる環境のため、これは何とかしなくては、と思い立ちました。
そこで、担当者と社長にこのようにメールを書いてみました。
「次回より日本側とも時間の調整をして戴き、もう少し早い時間に会議をスタートできないでしょうか?
理由は:
1.会議を行い、より良いアウトプットを目指すには、片方があまり遅い時間だと参加者の集中力に掛けて、効果が上がらないこと。
2.電話やテレビ会議での通訳というのは、通常以上に音声面で通訳負担が掛かるため、時間が遅くなる、及び長くなることで、通訳の質も下がること。
主にこの2点が挙げられます。
もちろん必要なことは理解しておりますので、できる限りの協力は惜しみません。ですが、こういった遠方での場合は、特に日本の会議の主催者の方などには、いて当然であるということで通訳もインフラの一部とみなされてしまう場合があります。ですが、決してそうではないということを、次回調整戴いて、御理解戴けたら幸いです。」
これが、思っていたよりも即効で社長が反応してくださり、日本にも無理のない範囲で調整しましょうという運びになりました。
数年前の自分だったら、絶対にできなかったことです。まだ別の企業の社員通訳だった頃、4時間も5時間も夜中まで電話会議に入っていたりして、翌日も眠気をこらえながらまた通訳している、という悪循環が続いた時期がありました。
この「断る力」に感化され、それから自分の経験と、通訳という仕事を随行する上での条件や環境の管理が出来るようになってきたことを、少し嬉しく思いました。
今はオーディオブックもネットを通じて購入できますが、是非本も読みたいと思っております。「断る力」ありがとう!
「断る力」を得られたのはその本のお陰ではないと思います。
それがお陰だったとすれば、それは、その本があなたの背中を押してくれたお陰であって、本物のお陰ではないと思います。
実際のお陰は、つまり、あなたの「陳情」が受け入れられたのは、会社にとってあなたがそれに値する存在であることを会社側が認めたからだと思います。
つまり、誰のお陰でもない。強いて言うならば、これまでのあなた自身の努力のお陰だと思います。
たまたま書店で見つけて、読みました。
己を整理し、己を知ること。結局、それに尽きるような気がします。
そうすれば「断る力」も「受け入れる力」も自ずと湧いてくるでしょう。
そのことを改めて気づかせてくれた本でした。
先生、TANIさん、コメントありがとうございました。
先生にもそう言って戴けるのは嬉しいですね。この間も別の拠点の社長さんに、通訳の仕事というのは潤滑剤のような仕事だ、とコメントがあり、なるほどと思いました。質の良い潤滑剤になりたいものです。
TANIさん、読まれたのですね。私も早く入手し、更に学びを実行したいです。
またまたコメントさせていただきます。
この本、話題になっていますが、男性と女性では読後の反応が違うようです。私自身は心の癖に気づくきっかけになりました。女友達も同様の意見が多い。でも男友達は…。この反応の違いが、また面白いと思いました。