スペインの印象
先日の”The Economist”紙上で、”España no puede hacer mucho para cambiar los estereotipos de toros y flamenco”(オリジナルは無論英語でした‥)と言った趣旨の記事が躍りました。
21世紀ももうすぐに二桁台に乗ろうとしているというのに、スペインの第一印象と言えば、古今東西、未だに「闘牛・フラメンコ・太陽と海・光と陰」等々の印象が拭い去れていないのが現状のようです。私はてっきりこれは日本だけの現象かと思っていたので、この新聞を見たときには正直言って驚きました。
そう言えば、日西翻訳研究塾の塾頭さんが昨年出版されたという「スペイン」という本でも確かそのようなことを書かれていましたね。つまり、このイメージ自体、「当のスペインが60年代に世界に向かって発信したのだ」といったようなことを。
もちろん、スペインは、その甲斐あって揺るぎもしない世界の観光大国になりました。現在スペインが得ている地位に日本が到達するにはいったい何年の歳月が必要なのか?或いは、追いつくことも追い抜くことも絶対にできないのかなぁ?等と、っとふと思ってしましたが、それはさておいて、また、闘牛はちょっと私たちの生活からは少々かけ離れてはいますけれど、フラメンコは未だにカルチャーセンターでも大人気だと聞きます。
このブログを読んでおいでの方々にとっては、世間一般のこうしたステレオタイプのスペインのイメージというのは全く無関係なのでしょうが、皆さんの周りの方々はいかがですか?それとも、皆さん自身も、このステレオタイプのイメージからはそう大して遠いところにはおられないのかな?な~んてちょっぴり悪戯な気持ちにもなってしまいました。 へへへ 失礼(^_-)ヾ
どうですか?皆さんの、また或いは、御家族や、ご近所の方々や、会社の同僚たちの、「スペインの第一印象」というのはどうなのでしょう???
私は渡西前、友達からなかなか行き先がスペインだと覚えてもらえなくて、「フランスだっけ?」「どこ行くの?イタリア?」「イギリス?」といつも違う国の名前を出されていたことを覚えています。…一般的にはスペインってまだまだマイナーな国なのかな、と思ってしまいました。というか、寂しかったんですよねー、スペインだよ!!って叫んでました。なので、「スペインと言えば…闘牛?だっけ?」となんでもいいからお国柄に触れてもらえたら、「あんたはえらい!そのスペインだよ!」と嬉しい気持ちがしたものです。ちなみに、今では、私もバルセロナ在住数年なので、周りのイメージとしては、サグラダファミリア、海、パエリヤ、適当な人たち、といったところでしょうか。
おっしゃるとおり「闘牛・フラメンコ・太陽と海・光と陰」そして、食べ物ならパエーリャ更に、最近はスペインといえば「イベリコ豚」でしょうか?
私はピレネーのフランス国境近い北スペインに住んでいたので、帰国後、友人たちと私のスペインの話をしても大きなずれが生じていました。日本人の旅行者ためのツアーコースを見ても、ほとんどがマドリッド、セビーヤ、バルセローナ、トレド、そんな感じですし。
そういえば、スペイン在住中に、日本人観光客の方がいらっしゃいました。私が帰国後、その方と日本でお会いしたとき、スペイン旅行の写真に「パエーヤがない」と、娘に言われたので、娘に「パエーリャは一度も食べなかった」と答えたと、おっしゃっていました。しかし、私が住んでいた地元はバスク料理レストランばかりなので、パエーリャはレストランメニューにはありませんでした。
スペイン旅行をすれば、レストランでパエーリャを食べる!!これも、ステレオタイプのスペインのイメージの一つの例ではないでしょうか?
コンサートのご案内をお渡しすると、初めての方は、ほぼ皆さん「オーレ!って、歌いながら踊るんですか?」とご質問をされます。「私が歌うのは、スペインのクラシック歌曲です」と、ご説明しても、先方は、もうふとつ腑に落ちないご様子。これも極めつけ!「スペインの印象」ですね。
念のため申し添えておきますが、私、フラメンコが大好きです。
踊れませんし、歌えませんけど…。