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incivismo

Categoría : スペイン  natilla  2009 年 9 月 4 日   00:00

近頃、新聞のバルセロナ版に「incivismo」という言葉が頻繁に出てきます。バルセロナ市の条例で、公共の場所で行ってはいけないことが定められているのですが、人々が夏に屋外で活動することが多く、解放感もあるせいか、公共の場=屋外/路上/公園などでの目に余る行為が多くなるようです。日本語にすると「不道徳」とか「倫理観の欠如」とか訳すのでしょうか。でも、記事を読むと、日本語のニュアンスより少し過激な感じです。
どういうことがincivismoかと言うと、例えば、
・無許可で、路上で物を売る
・浜辺で、代金を取ってマッサージを行う
・路上での放尿
・夜、飼い主が犬の散歩中に公園の砂場で糞をさせる (昼間は人目があるから、犬を砂場に入れない)
・児童公園などで禁煙マークがあるにもかかわらず、喫煙する (平気で喫煙する親が少なくない)
・児童公園でホームレスが寝ている (子供が怖がる)
・公園や広場で、コカインを吸入した後のペットボトルが放置してある
・ヘロイン注射をした後の注射器が、公園の芝生に捨ててある
・路上での飲酒 (公園で、遊ぶ子供の数より多い大人達が酔払っていたりする)
・路上での売春の勧誘/商談/行為
などです。
日本では、麻薬や売春については刑法の範疇に入るので、単なる道徳の問題ではないですよね。こういう点で、単語をただ訳すだけでは翻訳とは言えないことを再認識させられます。

余談ですが、最近のバルセロナ(ランブラス通り)の売春勧誘は強盗まがいになっているらしく、数人の娼婦が一人の男性を取り囲んで財布を奪ったり、カップルで歩いているにもかかわらず、男性を引っ張りこもうとするらしいです。バルセロナ市は、ゴシック地区の再開発に着手していますが、麻薬や売春の問題が一番多い地区という汚名返上は出来ておらず、名実ともに再開発の成果が出るのは当分先になりそうです。

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