志賀直哉のアドバイス
先日、ある本を読んでいて、興味深い話を見つけました。
「子どもの頃に渡米して、大人になって日本に戻って来て、日本語で苦労している人がいるのだが、
どうしたものだろう」と聞かれた志賀直哉が、こんな風に答えたそうです。
『その人は、日本語の名文で勉強してはいけない。英語と日本語の間の溝に落ちて、もがくべきだ。
もがき続けることによって、その人の文体ができる。』
日本語の名手である志賀直哉が、“自分の文章で勉強しろ”と言わないところがすごい、アドバイスを
受けた人は、この言葉がとても参考になり、結局、とても分かり易い文章を書けるようになった、
とのお話でした。
これは、現在、スペイン語勉強中の私にとっても、非常に心強いお言葉です。
なにしろ、今、正に“もがいている”状態なので。
(もちろん“正しい文章”にたくさん触れることも、また重要だろうとも思いますが)
ふと気付けば、『模範解答なし。西訳・和訳の両方勉強』という、こちらの塾のやり方は、
この志賀直哉のアドバイスに、ぴったりですね。
そんな訳で、これからも自信を持って、もがき続けよう! という気になりました。