『オーケストラ!』
私も、スペイン語とは全く関係がないのですが、映画を1本ご紹介します。
先日、観て来たのですが、尋常ではない面白さでした。
『オーケストラ!』 http://orchestra.gaga.ne.jp/
ロシア人が主役の、フランス映画なのですが、簡単に言うと“人情系のバカ映画”。
1から9まで、あり得ない設定(10まで、でないのは発端になっている“旧ソ連時代、
ユダヤ人をかばったロシア人楽団員が解雇された”という出来事が事実のため)です。
でも、あまりにも無茶苦茶な話に笑っているうちに、最後は涙、涙…。
脚本が素晴らしく、伏線がビシビシ効いていました。
また、日本では有名とは言えないロシア人の俳優さんたちの味のあること…。
もちろん、脇役に回っているフランス人チームも頑張っています。
“クラシック音楽”の映画ということで、どうしようかなぁ、と躊躇している方もいるかも
知れませんが、あまりクラシックは関係なく、誰でも充分楽しめること請け合いです。
(逆に、クラシック・オーケストラ関係者は「ふざけるな!」と思うかも…)
更に、『仲間』とか『友情』とかをテーマにした映画が好きな方には特にお薦めです。
安っぽい“泣ける”映画でないことは保証します!
だだ、ひとつ残念だったのは、ロシア人たちが、一生懸命ヘンなフランス語を
話しているのが、フランス語を知らないため、直に理解できなかったこと…。
これは間違いなく、更に笑える部分だったと思うんですよねぇ。
今回ばかりは、スペイン語じゃなく、フランス語をやっておけば良かった!
と思ってしまいました。…すみません。