豚インフルエンザ 4月30日
昨日WHOのレベルが5に上がった報道がされましたね。こちらは相変わらず会社ではマスクです。ですが、やっぱりこういう結果か、、、というような様相を呈してきました。
29日付けで、政府が情報の訂正を行いました。当初159名の感染が確認されましたが、本当に豚インフルエンザである確認が取れているのは、実際は99名とのことです。内訳は、メキシコシティが83人、メキシコ州が3人、コリマ州、ベラクルス州、オアハカ州でそれぞれ1名とのことです。まず第一の混乱の原因は、A N1H1には厳密には3種類有ることだそうです。新型肺炎という言い方もされていますが、豚インフルエンザと同じ亜種ではありますが、ほぼ多くの方は厳密には季節性のインフルエンザであることがわかったとのことです。それ以外に現在感染を確認しているケースは、公式発表では83件となっています。
(この新型肺炎、Neumonía átipicaという言葉は、03年にSARSがニュースになった時、初期にも使われていた名称でした。)
昨日の大統領の発表では、現在メキシコシティの一箇所のラボラトリーで検査が続いているが、設備を補強して対応を急いでいるとのことでした。
WHOは、メキシコに対してクレームを出しているとのことです。もともとの発端は、1999年の時点でWHOは、各加盟国に対しパンデミックに備えた予防策を義務付けました。が、メキシコ政府はその時点ですぐに対処せず、やっと2年後の2001年から手を付け始めたとのことです。
この予防処置の遅れが、今に至るまで情報伝達にも支障を来たしているとのこと、例えば、99名と再公表されたものにも、まだ漏れがあるとのことでした。まず何よりも予防ラインが確立されていなかったため、問題勃発の最初の4日間は、政府自体がどう情報展開をしたら良いのか混乱、パニックに陥ったとの見方があります。
更に、昨日の大統領の声明の中で、連邦行政機関、州政府の5月1~5日のほぼ完全停止以外にも、「緊急性の低い産業も、5月5日まで止める」という発言があり、これがまたあいまいな表現であったために、産業界に混乱を引き起こしています。大体何の産業が緊急性の高く、その他は低いのかが不明確です。労務省に問い合わせをしたケースでは、あくまで命令ではなく、推奨にすぎない、という回答だったそうです。ラジオなどでは、日系の自動車メーカーを取り上げて、「何故操業しているのか?命令に従わないと、罰則が下る。」というような、憶測交じりの報道もされています。
そんな状況ですが、 YAMAMIさんも書かれているように、メキシコシティでは、レストラン業務の閉鎖、厳密にはお持ち帰り用の食事の販売が許可されているだけで、その場での食事の提供は引き続き認められていません。それから、夜人が集まるバーやディスコも、完全に営業禁止です。あと、今週頭には一時期完全に停止した公共交通機関も、今はお金を受け取る運転手には、マスクはもちろん、薄い手袋の着用が義務図けられており、守らなかった場合は罰則が掛かります。
日本大使館からも、帰国の退避の勧告が出ています。昨日は食料の買い置きも推奨していた様です。日系企業が集まるアグアスカリエンテスでは、日本までのチャーター便を手配する噂もあったみたいですが、それより先にご家族は緊急帰国されているとのことです。
サッカーや野球も、試合自体はテレビ放映のためにしていますが、スタジアムで観客0で試合だけして、それを中継しているらしいです。
全体に今こういう状況です。今回のケースは、本質からは外れますが、メキシコ政府の情報精度の悪さ、対応の遅れなどを更に世界中に知らしめてしまった面はあるかと思います。日本語のニュースでも、国境管理をして封じ込める対処が全くといっていいほど出来ていないという記事を読みました。政府自体がパニックに陥ったことを教訓に、改善していかれたら、というのが、希望的観測です。
YAMAMIさんも核心地にいらっしゃるだけ、不安になられると思いますが、あまり心配されないで過ごされていることをお祈り致します。