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Instituto de Traducciones de Tokio

 


 

 
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日 西 翻 訳 研 究 塾
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☆          e-yaku ニュース・ No.28 (02月号) 2003/02/28           ☆
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☆ 『マヤ暦のページ』大好評!!\_(^◇^)_/
       去る1月31日に新に本塾のホームページ上に『マヤ暦のページ』なるお役立ちサイトを掲載開始したことはもう既にご存じだと思います。下世話な表現をすれば、「これがまあなんと大ヒット」なのです。同日以降、アクセスがグーンとアップし、これまでの週間ヒット数を簡単に更新してしまいました。 
      これも皆様のお陰です<<(_ _)>>。今後も本塾の塾生である尾上 光紀 氏の作品をどんどんご利用下さい。 
☆ 『狂女王フアナ』−スペイン王家の伝説を訪ねて 堂々出版!!
 
    本塾には、あんなにすごい『マヤ暦の変換プロギグラム』を作ってしまう人がいるかと思えば、西川和子さんのように、本職とは別に著作活動をしている方もおいでです。 
    さて、西川さんの著作は今回が初めてではなく、これが3冊目になります。これまでの著書は、『スペイン宮廷画物語』、『スペイン18世紀への招待』で、絵画を通してスペイン中世史を眺めるというもので、今回はその第3段といったところです。因みに、前2作は西川さんから寄贈していただいたものが、塾の書棚に並んでいますので、お手にとってみて下さい。
     『狂女フアナ(Juana la Loca)』の名前はきっとご存じの方は多いと思います。それもそのはず、彼女は、あの偉大なるスペインのイサベル女王の娘で、正真正銘のスペイン王女でした。彼女の夫は、ブルゴーニュ公国の大公であった『フェリペ美公(Felipe el Hermoso)』と呼ばれた超美男子でした。しかも、この二人の間に生まれたのが、かの太陽の沈むことのない大帝国を治めた『カール5世(スペインでは、Carlos I)』なのですから。
     しかし、フアナは、恋に生き、夫フェリペの死骸を入れた棺とともに2年間もカスティージャの荒野をさまよい、29歳で、トルデシージャスに幽閉され、46年後に75歳で生涯を閉じるという実に数奇な一生を送った人で、『狂女』という実に好ましくない通称で知られてしまうことになるのです。...が、しかし、その真相とは・・・。この後はこの『狂女王フアナ』−スペイン王家の伝説を訪ねてを買って読んで下さい。因みに、西川さんは、日本では今秋公開が予定されている『狂女フアナ』の映画の監修もされました。
                         著書名:『狂女王フアナ』−スペイン王家の伝説を訪ねて
                        著者名:西川和子
                        出版社:彩流社
                        定 価:2,000円+税
     最後に、実は、本を出している方は他にもおられまして、プロクラスの高橋さんのことも機会があれば是非また紹介させていただこうと思っています。今準備中の翻訳書が日の目を見るときにでも。また、来月は別の方をご紹介する予定でいますのでお楽しみに。
 
☆ 『ホームページの更新情報』!!
  今号から、本塾のホームページ内であらたに更新したページをお知らせすることに致します。是非アクセスしてみて下さい。http://www.e-yakushiyo.net   (イー訳しよ〜ネッと)
今月の更新ページ一覧
  *『今月の短文翻訳』
  *『短文翻訳集』(2001年分を外し、2003年分を新規掲載開始)
  * Alberto松本氏提供『武蔵』(Seguro de Desempleo, 3a Parte)
  *『Dele要項』(次回Dele試験の最新情報)
  *『スペイン語文法(番外編)』(その8)
  *『馬耳東風(第二編)』(その8)
  *『e-TensakuページのFAQ』
 
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イベントのお知らせコーナー    ☆ ☆ ☆ ----†◎
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☆ オーラ!スペイン映画!!(スペイン映画祭)
     後2週間です。見ていない方はお早めに。
    若手から巨匠まで、スペインを代表する監督の名作10作が、『ラピュタ阿佐ヶ谷』で、2月9日(日)〜3月15日(土)までの約1ヶ月以上にわたり上映されます。お見逃しなきよう。上映映画のラインアップは以下の通り。
   『蝶の舌』(La lengua de las mariposas)(José Luis Cuerda)
  『大地と自由』(Tierra y libertad)(Ken Loach)
  『オール・アバウト・マイ・マザー』(Todo sobre mi madre)(Pedro Almodóval)
  『ライブ・フレッシュ』(Carne trémula)(Pedro Almodóval)
  『フラメンコ』(Flamenco)(Carlos Saura)
  『カルメン』(Carmen)(Carlos Saura)
  『マルメロの陽光』(El sol del membrillo)(Víctor Erice)
  『裸のマハ』(Vola verunt)(José Juan Bigas Luna)
  『ロルカ、暗殺の丘』(Muerte en Granada)(Marcos Zurinaga)
  『オープン・ユア・アイズ』(Abre los ojos)(Alejandro Amenábar)

   1日に4本が上映の予定で、様々な鑑賞オプション(スケジュールが結構複雑)があります。詳細は下記の映画館の電話でお問い合わせされるか、あるいは、ウエッブサイトでお調べ下さい。尚、この映画祭を記念し、大変お得な映画鑑賞券+食事券』も用意されているようです。

 ラピュタ阿佐ヶ谷(駅北口から徒歩2分) 03-3336-5440
 
☆ お待ちかね スペイン映画祭鑑賞招待券 当選者発表〜〜!!
   さて、お待ちかねの招待券プレゼントですが、当初、2枚だけだったのですが、ラピュタ阿佐ヶ谷さんの寛大なるお取り計らいで、さらに2枚を追加していただき、合計4人の塾生に招待券が当たりました。この抽選のお陰で、今、塾はスペイン映画の話題で盛り上がっています。
     当選者は以下の方々でした。おめでとうございました。
        翻訳基礎クラスの澤山さん
        翻訳上級クラスの木村さん
        翻訳基礎クラスの福島さん
        翻訳プロクラスの政岡さん
    はずれた方は残念でしたが、これで今年の運勢が決まったわけでもありません。ガックリせずにしっかり学習を続けて下さい。
    尚、この抽選会でもう一つ話題になったのは、その抽選の方法でした。優秀な人だけに上げたとか、塾長がお気に入りの塾生に上げたとか、身長順に選んだとか、遠方から来ている人を優先したとか、それはもう様々な憶測が飛び交いました。というわけではないのですが、実際多くの塾生から、後日、抽選方法について質問がありましたので、ここでその方法を公開しておきます。
    実は、抽選方法を考えた上でのお知らせではありませんでした。まあ、もっとも、いくら厳選な抽選をすると宣言したからといって、当初からハッキリしていたことは一つ、警察官や弁護士立ち会いの下での抽選会にまで開催する気は全くなかったと言うことです。また、授業時間を大きく割いてまで厳選なものにすることも考えていませんでした。そこで、応募者の名前を書いた紙を重ね、木曜日の会話・翻訳・文法上級クラスで応募をしていなかった塾生に、「上から何番目」と指定していただくことで選出しました。なかなか合理的かつ厳選な方法でしょう。 

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┗■ 特別コーナー『コスタリカ代表 VS 日本代表』の通訳   ┏┓

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    来る4月1日、豊田スタジアムで『コスタリカ代表 VS 日本代表(U-22)』の試合が行われます。無論、サッカーのお話です。22歳以下の若手の試合です。このコスタリカ・チームの通訳に、またしても、本塾生が選ばれたというニュースが流れてきましたが、現在本人がコスタリカに発ってしまいましたので、詳しくは次回のメルマガでお知らせいたします
 
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        Murmullo de un pasota  - No.03 -
(和西訳練習用文章)
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   日本で視覚障害者の方々のために床に点字ブロックが設置されてもう久しい。実に結構なことだ。今や、歩道や駅のホーム等々、いわゆる公道やそれに準ずる場所には必ずと言っていいほど設置されるようになった。「うん、日本の政治家も捨てたものではないわい」と考えてみるのも悪くはない。いや、実に素晴らしいことだ。ところで、視覚障害者で思い出すのは、「Para Hoooooy」と叫びながら街角で宝くじを売っていたあのスペインならではの『風物詩』だが、最近はあの『Lotería de ciego』を売る彼らの姿もあまり見かけなくなったのは実にさみしい。
   さて、点字ブロックは目立ちやすい派手な黄色であることは皆さんもよくご承知だろう。この『目立ちやすい派手な色』というのは、無論のことだが、健常者に対して見分けがつくように選ばれた色なのだろう。つまり、視覚障害者が通りやすくするために、健常者にはできるだけ点字ブロックを避けて通ってもらうためのものだ。確かに黄色い線は大いに目立つ。ところが、である。近年になって、この利点を逆手に利用しだした『やから』がいることにお気づきななった方も多いかも知れない。また、どこかの週刊誌にも似た話が掲載されていたという話も聞いたことがあるものの、こうしたことはできるだけ多くの人間が叫んだ方がいいので、あえてこのお話をしようと思う。
   ほとんどの、少なくとも東京近辺にお住まいの読者諸氏なら、その『けしからん』実体と毎日のように接触されているはずだ。他の私鉄や地下鉄の路線のことまでは分からないが、現在、JRの駅のホームでは次のようなアナウンスが流れている。「××行き列車が到着します。危ないですから、黄色い線の内側にお入り下さい」と。細部までは明確に記憶していないが、まあ、似たようなアナウンスだ。この黄色い線って?まさか、と初めて気がついたときには自分の耳を疑い、何度か聞き直してもみたし、別のJRの駅でも確認した。そう、その通り、視覚障害者用の点字ブロック以外に他に黄色い線はホームどこにも見あたらなかった。しかも、よく見てみると、その点字ブロックのラインは、ホームの一番外側、つまり、最も電車に近い場所にあるではないか。つまりだ、「健常者はその『黄色い線』の内側に入り安全を確保している間に、視覚障害者はその点字ブロックの上を歩け。そして電車の風圧に巻き込まれろ」と言うわけだ。
   最近は、構内アナウンスのみならず、列車の発着を知らせる電光掲示板でも明確に『黄色い線の内側』をJRは主張している。以前はすべて『白線の内側』だった。しかし、視覚障害者用の点字ブロックは、その『白線(白いタイル風のブロックが一本の線をなさず、転々と配置されているので確かに判別しにくかったし、実はそれは今も撤去されずにまだ残されたままだ)』のさらに外側に設置されている。つまり、白い線は黄色い線のまだ内側に位置している。世の中に理不尽な話は山ほどあるが、これほどの理不尽は類を見ない。実に許されざることだ。皆さんJRに大いに抗議しよう。(文責:PIEDRAFIJAIntenten traducir》) 
 
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  Monólogo de un pasota === Serie II-13== 馬耳東風 第二編の十三
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『スペインの陪審裁判制度』 (その1)
   ハリウッドの影響なのだろうか、この陪審裁判(Tribunal del Jurado)というのは日本でも知らない人はいないだろうが、日本の裁判制度の中にはない。現在のスペインの陪審員制度は、1995年5月22日公布の組織法第5号をもって制度化された。しかしその歴史は意外に古く、1812年のスペイン初の自由憲法(この憲法は後に次々と独立していく中南米諸国の憲法のお手本ともなった)、通称『カディス憲法』で初めて制定され、その後、カディス憲法の焼き直しではあるものの、スペインで初めて二院制を規定した『1837年憲法』、1869年に制定された。さらに、現行憲法の基本の一つともされる、いわゆる『セラーノ憲法』、そして、最も近いところでは、内戦前の第二共和制時代に制定された『共和国憲法』(1931年)に盛り込まれ、実際に行われていた。しかし、内戦後のフランコ時代になって廃止されたままだった。
   ともあれ、フランコ没後の民主化過程の中で作られた現行の憲法、いわゆる『78年憲法』には驚かされるところが多い。実は、陪審裁判制度もこの78年憲法の第125条でその創設の可能性が既に規定されていたからだ。したがって、この制度を始めるにあたっては、憲法を改正する必要など全くなかったわけだ。フランコが死んで僅か3年で立憲された憲法だった。しかも、実際は、草案の作成が開始されてから公布に至るまでの期間がなんと1年5ヶ月という超スピード立憲だった。にもかかわらず、あらゆる可能性が想定され、あらゆる問題や制度が網羅されており、ことある毎にこの78年憲法には感心させられる。 
  しかしながら、立憲後、その実現化が遅れていて、1995年になってはじめて機能しだしたわけで、まだほんの10年足らずの歴史しかなく、完全に定着した制度とは言えないからか、この陪審裁判に関するデータの入手は極めて困難な状況にある。にもかかわらず、ここでこの制度をご紹介しようと思ったのは、いずれは日本でもこの種の裁判方式が施行される可能性があるからだ。もっとも、まだ先の話だろうが。なにしろ、日本の政界の時計は驚くほどゆっくり動いていて、それはスペインの比ではない。慎重なのも結構だが、これほど慎重だと、ただ単に時間が経過するのを待っているのではないかなどと考えざるを得なくなる。 
  さて、その慎重な考慮期間を経た後に施行されたからといって、果たして日本でこの制度が馴染むか否かについては、これまた実に不透明な気がする。それはさておき、まずはスペインのケースを見てみよう。この制度自体の基本的な骨組みを確認しておくと、国民の中から選出された陪審員(日本でこの制度が始まるとすれば、陪審員ではなく『裁判員』と呼ばれる可能性が高い)、いわゆる『にわか判事』たちだが、彼らが裁判長の指導の下、容疑者の白黒を判断するというのがその大枠だ。
   選出される陪審員(Ciudadanos Jurados)の人数やその方法は各国様々なようだが、スペインでは9名で構成されることになっており、さらに2名が補欠的な立場で参加する。正陪審員が何らかの理由で急遽陪審員として裁判を継続できない事態になった場合を想定してのことである。選出方法は、偶数年(2002年とか2004年)に、投票権をもつ国民の中から、各県毎に無作為に抽選で選出されることになっている。尚、スペインでは、陪審員になることは国民の権利であるとその法の中で規定されているが、日本では、国民の義務だと規定される可能性が大きく、この辺りをみても国民性の差が見え隠れするのは実におもしろい。(...続く)(文責:ancla)
 
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     スペインの慣用句 == Serie II -11 == 馬耳東風 第二編の十一
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   今回は、前回でご紹介した月と太陽以外の自然界をキーワードにした慣用句を探ってみようと思う。
 1. 『entrar en calor』
  「暑いところに入る」と言うわけだが、まあ、確かにスペインの夏は暑いし、スペイン語圏には常夏の国がいくつもあるのはあるので、そうしたところに入国することを言っているのだろうか?それも確かにあり得る。しかしそれだけではない。では、石川五右衛門のように熱い熱いお風呂に入るとき発する言葉だろうか?まあ、それもなくはないが、そのような場合は《calor》ではなく《entrar en agua caliente》の方が自然だろう、などと御託を並べるのはやめにして、本題に入ると、スペイン語の場合、暖かい中に入るのは自分なのだが、実際には自分の体の中に暖かいものが入ってきて自分も暖かくなる状態を表現していて、あくまでも主語は主体者である人間だというわけだ。お分かり頂いただろうか?つまり、運動などをして、あるいは、うどん等を食べて『(身体が)暖まる』というわけだが、Se me calientaなどとは絶対に使わないように注意しよう。
     例) No consigo dormir, si no entro en calor.
       (身体が暖まらないと眠れないわ)
 2. 『hacer morder el polvo a uno』・『morder el polvo』
  「誰かに粉を噛ませてやる」よりは、「誰かに埃を噛ませてやる」の方がより効果的かも知れない。あんなに細かいものを噛むのはちょっと苦労するし、それが汚い埃ならなおいやだ。とはいうものの、実際にも、風が舞って砂埃を噛まされるときだってあるのだから、これでは大した拷問にはならない。まあ、それでも良い感触ではない。スペイン語圏の埃はもっと大きいのかも知れない。そういえば、スペイン語圏の人たちはみんな誇り高いから、そんな人たちの間で埃を噛ませるというのはかなり効果があるのだろう。そんなことから、この慣用句の意味は『敗北させる・屈辱を与える』ということになる。つまり、相手を何らかの形で『負かす』ことを言うが、文章の内容によっては、動詞《hacer》を使用する必要がない場合もある。
     例-1) Los soldados de Sadam Husein han hecho morder el polvo a los de Bush.
        (サダム・フセインの兵士たちは、ブッシュ側の兵隊をギャフンと言わせた)
    例-2) Como le dio una gran bofetada, pobrecito de él que acabó mordiendo el polvo.
        (かなり激しいビンタを受けたから、可哀想なあいつはごまめの歯ぎしりをするのだろう)
 3. 『captar (coger o pillar) (la) onda』
  目に見えない「電波をつかむ」のは並大抵ではないが、受信機が受信してくれるのでいいとしても、「波をつかむ」の並大抵のことではない。だいたい、波というのは目には見えているが、実際は存在しないものだからだ。「何を言う、確かにつかみにくいものだが、海にはいくらで波はあるし、波は尽きることはない」とお叱りを受けそうだが、実際そうだろうか?波というのは風が水面を通過する際に引き起こす現象としての存在であって、『波』という定形物は存在しない。水が風に吹かれて動く様を我々は見ているだけだ。つまり、あれは幻想に他ならない。いやいや、そんな話をしている場合ではない。この慣用句に出てくる《onda》は、同じ波でも、「テレパシー」というか「頭脳波」に近い波である。つまり、『意味を汲む・真意をつかむ・理解する』などという意味になる。
     例) Es difícil de que los jóvenes capten la onda de chistes que sueltan los mayores.
       (親父たちが放つギャグを若者が理解することは難しい=親父ギャグは若者たちに理解されるのは難しい)
 4. 『estar en la misma onda』
  《onda》を使用した慣用句は他にもまだある。「同じ波にいる」わけだが、前述のこともあり、海水浴にでも行って仲間同士で、同じ海で泳いでいる、といった情景を思い浮かべた人はまさかいないだろう。前述の流れからこの慣用句を考えてみると、「同じ意見の中にいる」の方が同じ直訳でも、何とかあっているように聞こえるものだ。実際、この慣用句の意味もそれに近いもので、『(ある2人の)趣味(意見)が同じ(状態にある)』となる。つまり、『同じ趣味・同じ考え方』の場合を言うわけだ。日本の慣用句にも、「同じ穴のむじな」なんてのもあるが、これは「悪い仲間」同士を言うときに使用するのでお間違いのないように。もっとも、その意味でも使用可能だ。悪い者同士、あるいは、悪い意味での意見が合う場合だが。最も似た意味での日本の慣用句としては、『蛇の道は蛇』というのがある。もっとも、これも若干ニュアンスがずれる場合もあるので気を付けよう。例文には、日常会話によく出てくる決まり文句を挙げておこう。これはこのまま使用可能なので、覚えてもけっして損はない。
     例) Veo que estamos en la misma onda.
       (意見が合うね)・(趣味が一緒だね)など
 5. 『estar en la onda』
  今度の慣用句は上記4から《misma》が消えただけのもので、同じじゃないかと思われるかも知れないがそうではない。《misma》があるかないかの差、つまり、一言が入るか入らないかで、こんなにも意味が変わってしまうのかを理解するにはもってこいの対比がここにある。では、何故?どのように意味が変わるのかというと、実際には、《misma》が消えただけではなく、ここでは、《onda》が意味するものが上記2つの慣用句の場合と異なってしまっている。つまり、この場合の《onda》は、『(流行の)先端を行く・(流行に)遅れないでいる』の《onda》であって、いわゆる、『流行の波に乗っている』かどうかについて語られるときに使用するわけだ。ただ、使いようによって少々ニュアンスが違うかも知れないので、以下に二つの例文を挙げておこう。
     例-1) No me hables de ese tema, que no estoy en la onda.
        (そのテーマについて話すのはやめてくれないか。よく分かってないんだよ)
    例-2) Veo que no estás en la onda que hoy en día las chicas buenas cenan en casa con la familia a la hora debida y se salen después de las doce de la noche, ¡entérate!
        (遅れてる〜。最近の良い娘(ko)さんたちは、ちゃんと決められた時間に家族と一緒に夕食をとるのよ。それで、夜の0時を過ぎてから外出するのよ。わかった!)
   今回はこの辺で終わりにしよう。次回も、もうすこし自然界のものをキーワードにした慣用句を探ってみよう。読者諸氏からの質問や意見をお待ちしている。(文責:ancla)

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    短文翻訳 2003年02月更新分
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1. La baja incidencia criminal era la mayor particularidad de Japón.
  犯罪の発生率が低いことが日本の最大の特徴だった。
2. ¿Qué es una acción? La acción es una parte del capital social.
  株ってなあに?株とは、企業の資本金の一部分です。
3. La semana que viene voy a ver a la profesora de la clase de mi hija para hablar sobre el problema de su comportamiento.
  私は来週、娘の品行について話すために担任に会いに行きます。
4. Para mí un hombre ha de ser inteligente, guapo y rico.
  私にとって、男性とは、頭がよくって、男前で、お金持ちでなきゃだめなの。
5. Me gustaría poder dejar de trabajar y que me pudiera mantener mi marido.
  仕事を辞めることができて、主人に養ってもらえるならどんなにいいでしょう。
6. El ajo es uno de los símbolos de la cocina mediterránea.
  ニンニクは地中海料理の象徴ののひとつです。
7. De haberse adoptado esas medidas políticas, habrían evitado confusiones sociales.
  そうした対策を採っていれば、社会の混乱を避けることができたであろうに。
8. Mi novio trabaja como botones en un hotel.
  カレシはー、ホテルでボーイやってるの。
9. La molestia se hizo cotidiana y se volvió más fuerte con el correr del tiempo.
  違和感は日常化してしまいまして、時が経つにつれてさらにひどくなっていきました。
10. He decidido ya varias veces hacer una dieta para adelgazarme pero en cuanto miro sabrosos pasteles, se me esfuma la intención.
  何度もダイエットを決心したのですが、美味そうなケーキを見ると決意が消え失せてしまいます。

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