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Instituto de Traducciones de Tokio

 


 

 
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日 西 翻 訳 研 究 塾
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☆          e-yaku ニュース・ No.25 (11月号) 2002/11/30           ☆
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  このメールは、日西翻訳研究塾が毎月末に、スペイン語学習者のためのお役立ち情報と、本塾のお知らせをするネット上の定期的かつ一方的なメール・マガジンです。ご希望の方にはバックナンバーを送付いたしますので、遠慮なくお申し出下さい。
   尚、『Monólogo de un pasota』シリーズの「Serie I」と「Serie II」のバックナンバー版を、2002年7月31日、『馬耳東風』第一編 スペイン語文法番外編と第二編としてHP上に連載を開始いたしました。したがいまして、このシリーズのバックナンバーはHP上でもご覧になっていただけます。
  アドレスを変更される場合また、このメール・マガジンの受信を希望されない場合、その他、ご意見ご希望等は、このメールの一番下の宛先までご一報下さい。
  以前からの購読者の皆様はお気付きになられたと思いますが、先月7月31日より、フォントサイズを大きくし、読みやすく致しました。
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┗■ 塾ニュース \(^_^=^_^)/ ■┛                ■
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☆ 本塾のHPへのアクセス数が40,000件を突破!!\_(^◇^)_/
      つい先日の9月末、No.23号で35,000件突破をお知らせし、ひょっとしたら年内にも40,000件を突破するかもしれない...などと、実に希望的な観測をし、きっと、「なんとまあ底抜けの楽天家」と思われた方も少なくなかったのではないかと思います。 
     しかしながら、その僅か2ヶ月後の去る11月24日、40,000件を突破しました。そう、年内どころか、その1ヶ月以上も前の段階で目標を突破してしまったのです(年内の目標が無くなってしまった...どうしよう(..ゞか)。因みに、11月24日までの今年だけのアクセス数は22,874件でした。
      ともあれ、これもあれもひとえに皆様のご支援とご協力のお陰...かと...m(_ _)m、(/_;)(/_;)、衷心より御礼申し上げます。今後ともご支援ご指導のほう宜しくお願い申し上げます。
 
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┗■ あまりお知らせしたくないお知らせ           ┏┓
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★ 韓国などのWebショッピング・サイトからのDMにご注意!!
      コンピュータ・ウイルスも売っている?みたいで...
     ブロードバンドなど当前となったお隣の韓国は、今や完全にインターネットの先進国となっていますが、最近、この隣国のWebショッピングのサイトが、実に『悪質な迷惑メール』を、世界中の人々にランダムに『DMメール』を発信しているというのです。
     この『DMメール』、実はこの1ヶ月間にほぼ毎日のように本塾にも届いていました。ところが、まだADSL化に踏み切れていない可哀想な状況の本塾では、そのメールが届く度、自動的に電話につなごうとするそのプログラムと戦い続けてきました。「もう送ってほしくない」とのメールを2度ばかり送りました。しかし、その答えは、さらなる強力なプログラムを備えた新メールが届く、といった具合でした。そして、そうこうしている内に、ついには、例のKLEZ(下記参照)なるウィルスに進入されてしまったのです。無論、『迷惑メール』と一緒にKLEZがやってきたのか否かの真相は謎ですが...。本塾はKLEZとは初対面ではありません。つまり、これまでも怪しいメールらしきものが届いた時には、すべて『プレビュー』の前に駆除してきました。しかし、今回は『何故か?』それらしきメールが到着したという痕跡が全くないままに感染してしまったのです...。偶然でしょうかね?
     もっとも、本塾が契約しているプロバイダーは、この種のメールの発信を『防御柵』にて感知し、ウイルスが自動的に発信したすべてのメールをサーバーの段階で駆除した後、本塾に戻してきますので事なきを得ませんでした。もっとも、PCの初期化は免れませんでしたが...(KLEZの特徴は下記参照)。因みに、他のプロバイダーもそうなのでしょうが、本塾のプロバイダーでも、韓国語と中国語で書かれたメールを受け付けないようにすることが可能だったのです(もっと先に知っていれば...)。
     尚、今回の一件で、セキュリティーの強化に踏み切りました。ただ、その『功罪』として、次のようなことが考えられます。それは、みなさまから本塾に送っていただくメールが『届かない』という事態が発生する可能性が皆無ではないことです。もっとも、通常のメールはまったく問題ありませんし、添付ファイルが『WordやExcel』などの通常のファイル形式のものはまったく問題ありません。しかし、画像ファイルや、添付ファイルには通常使用されないようなファイル形式が添付されている場合、『網にかかる』可能性はゼロではありません。実は、このコーナーは、このことをみなさまにご承知置きいただきたく書かせていただきました。これもすべて最終的にはみなさまにご迷惑をかけないようにするための処置ですので、何卒ご理解ください。無論、KLEZにも気を付けていただくためでもありますので、以下に、このウィルスKLEZの特徴などをご紹介いたします。:
    ・Internet Explorerの6.0より以前のバージョン(古い・数字の少ない)では、メールのプレヴューだけで感染します(6.0「以上」の場合は感染しません)。
     ・知らない人から来たメールで『〜〜〜.exe』といった添付ファイルがある場合は、直ちに削除(2度削除)が必要(もし、電話の接続端子かモデムとの接続が手元にある場合、すぐに接続を切る)です。
     ・感染した場合、使用しているメール・ソフトのアドレス帳の中から、「送信者名や送信先名の両方」を、まったく任意に自動的に選択した上で、ウィルス・メール(一貫した特徴のない、さまざまなタイトルがつく)が発信されることになります。つまり、感染したPCからウィルスが発信される場合、感染された人の名前が発信者とはならないわけです。よって、感染した人が、他の方法(電話など)で知り合いにこの旨を連絡した場合でも、その感染者から来るメールだけに気をつけていればよいのではないのです。
     ・いちばん恐ろしいのは、感染したPCを奇数月の6日に起動してネットにつなぐと、PCの中身がすべてネット上に流れてしまうことです。したがって、何らかの方法で、その時は他人に迷惑をかけることがなかったとしても、PCを初期化することをお薦めします。
     ・もう一つ怖いことがあります。それは、よほど最新のアンチ・ウイルスのソフトを備えていない限り、ランダムな形でのウイルス散布を自動的に実行する前に、まずは『アンチ・ウイルス・ソフトを壊す』作業を実行するのです。つまり、蚊取り線香の火を消してしまう蚊のようなものです。
 重要:KLEZを駆除するためのソフトは、以下のホームページからダウンロードできますが、結局はあまり役に立ちません。なぜならば、このウイルスに感染してしまった場合、まずしなければならないのは、『絶対にネットにアクセスしないこと』なのですから。もし、感染したままネットに接続すれば、ウイルスの散布作業をどんどん行うからです。無論、アクセスしている本人がそれと気づく手だてはまったくありません。つまり、Internetやサーバーへのアクセス中に、勿論、『無断で、知らず知らずの内に』淡々と散布作業をするわけです。したがいまして、以下のソフトは、感染する前に入手しておくためのお知らせです。
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_K
    少々長めになってしまいましたが、みなさまも呉々もお気をつけください。
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耳 寄 り な お 話 コ ー ナ ー
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 拓殖大学教授で、昨学年度に本塾の『文法専科』で素晴らしい講義をしていただきました我らが『小池 和良 先生』が、中・上級者向けのスペイン語作文の入門書「スペイン語作文の方法・構文編【2,625円(税込)】」を第三書房より上梓されましたが、見本を塾で見た塾生の評判は上々で、中には、もうすでに書店で買った、あるいは、もう見て知っていたという人もいました。
 スペイン語の作文力を確実に身につける、本格的な入門書だそうです。165の構文パターン別に、課題文165・練習493題を訳しながら、文法規則に従い、意味が正しく通じるスペイン語を書く力が養成できるように作られています。実践的な解説と豊富な例文によって、作文のコツが習得できるそうです。課題文165の日本文・スペイン語解答例を対訳形式で収録されたCDも付いています。本書での表現や構文を網羅した詳しい巻末索引も付いているのでとても便利です。
 尚、より詳細な情報、ならびに、出版社に直接注文が可能な
 
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特別なお知らせコーナー  ☆ ☆ ☆ ☆ ----†◎
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☆ インタースペイン書店のHP もうアクセスされました?!
      スペインの書籍の輸入販売書店で有名な「自由が丘のインタースペイン書店」が、去る11月01日からHPを開設したことは前号にてお知らせいたしましたが、みなさん、もうアクセスして下さいましたでしょうか。もしまだの方は是非一度ご訪問ください。
 

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    スペイン便り −その11− (H.M.Planning.S.L 森 統の現地情報)
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<タバコの話>(その1)
 喫煙愛好家にとっては益々厳しい環境になってきた今日この頃ですが、1492年のコロンブスによるアメリカ大陸との遭遇後、500年超の間にこれほど世界の隅々まで広がった習慣はないと思います。
  元来、インディオの習慣では、タバコは火をつけて吸う、嗅ぐ、かむの3種類があったようで、それがそのまま採り入れられ、3つとも長い間続けられました。既にタバコがスペインに着いた翌年の1493年には、セビリアのニコラス・モナルデスという医師が、タバコの薬効を賞賛し、その使用を薦めています。1535年にはスペインでの栽培が始まります。 
 特にフランスのポルトガル大使をしていたJean Nicotという人が、1560年ごろ自国のCatalina di Medici女王に推薦し、彼女が嗅ぎタバコの虜になり、宮廷で大流行させて、それ以来、ヨーロッパの貴族、僧職家の中に急速に広まったようです。タバコは上流社会、経済的豊かさのシンボルであったようで、特権階級をベースに西欧社会に浸透していったようです。
  しかし、同時に、すでにタバコを排除する動きもありました。1601年には、イギリスのJames 1世が禁止令をだし、17世紀半ばの法王ウルバン8世は、僧職者が嗅ぎタバコを使用する事を禁止、ロシアの皇帝は再三禁止令を出し違反者は鼻そぎの刑を、トルコでは公開耳そぎの刑等が科せられ、ドイツでは19世紀に至るまで公共の場での喫煙は禁止されていた都市があったそうです。アメリカでは1644年にイギリスの植民地であったマサチューセッツやコネクティカットあたりの新教徒が屋外での喫煙、1日1回以上の喫煙を禁止するというようなお触れを出しているようです。
(続く...)(あなたの留学のお手伝いをするマドリードの『H.M.Planning.S.L』森 統)
    森 統のスペイン豆辞典は、森さんがご多忙で当分の間お休みします。あしからず。
 
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     スペインの慣用句 == Serie II -09 == 馬耳東風 第二編の九 
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 今号の慣用句の主体となるものにはものを集めてみた。つまり、名詞の中でも『物・モノ』などとして大ざっぱな分類しかできないものだが、《mono》ではない。この動物はもうNo.5で扱った。漠然としたこうした『モノ』を主体にした慣用句は結構ありそうでないものだ。
 1. 『estar de bulto』・『ir de bulto』・『hacer bulto』
     《bulto》は、単数だと「ふくらみ・こぶ・腫れ物」、複数だと「手荷物・包み」などと辞書に書かれている。もっとも、「手荷物が一つしかない」場合でも無理矢理複数形にする必要はないが、《Tengo un bulto》とだけ言うと、「たんこぶができた」のか?それとも、「手荷物を一つ持っている」のか?とは即座に理解し難いところだ。したがって、そんな場合は、「一つしかもっていない」ことを強調しつつ《Tengo un solo bulto》だとか、あるいは、《Tengo un bulto en mano》と言えば理解してもらえるだろう。但し、必ずそう理解されるとは保証しかねるので、やはり、《bulto》なる曖昧な言葉ではなく、手になにを持っているのかを明確に言った方がいいかもしれない。
     さて、肝心の慣用句の意味だが、3つも同じようなものが並んでいてはその差の理解が難しいのではないか?と心配されるかもしれないが、みなさんはご心配無用。それよりも、これら3つの使用方法が結構微妙なので、うまく説明できるか、実はこちらの方が心配だ。というのも、これら3つの慣用句の意味が微妙に交差している上に、それぞれ肯定的にも否定的にも両方の面で使用が可能だからだ。つまり、意味の源は3つとも同じようなものなのだが、すべては話し手の真意次第だからだ。根底に流れている意味は、『邪魔をしている・頭数を揃えている・場所をとっている』などだ。したがって、以下の例文に沿って話を進めることにしよう。
     例-1) Ese hombre gordo estaba de bulto en el avión.
    例-2) Ese hombre gordo va de bulto en el avión.
    例-3) Ese hombre gordo hace bulto en el avión.
           (あの太った男は飛行機の中で場所をとっていた)
    つまり、「男の存在は邪魔以外の何者でもなかった」と言う意味にもとれれば、「飛行機の乗客は少なく機内のスペースは空いていたはずが、大変太っちょの彼の存在自体が、頭数を増やしていただけではなく、見た目にも機内は結構満員のように見えた」といった状況も考えられるわけで、スピーカーがこれをどのような気持ちで表現したのかが判明しない限り、いずれの意味なのかは、上記のような短い文章だけでは分からない。したがって、この短文だけでは正確な訳はできないことになる。まあ、慣用句は基本的に口語なので、状況が分からないと言うことはまずないのだろうし、もし文章として書かれていたとしても、必ず前後関係の情報も同時に与えられているはずなので、その真意が分からない、ひいては、訳もできないということはないだろう。さらに、皮肉を込めているのか否かについても同様のことが言えるが、いずれにしても、これらの慣用句は、基本的に背景のみではなく、発話者の真意を知らない限り理解は難しいということを知っていただければ幸いだ。
 2. 『doblar las campanas』
     「鐘を二重にする」?「鐘を二つに折る」?そりゃ無理だろう。無論、「この世の中不可能はない」と言い切るやからもいないことはないが、この慣用句の意味はそんな無茶なことではなく、『弔鐘を鳴らす』となる。あくまでも弔いのための鐘なので注意されたい。したがって、鐘の音と音の間は少々のインターバルがおかれ、沈黙が支配するような鳴らし方がされる鐘の打ち方がされる。この表現は、一応慣用句とされているが、頻繁に日常会話の中にでてくるものではない。しかし、下の例のように、これを使った有名な小説(映画)の題名がある。あの知的な美女イングリット・バーグマンのほとんど丸坊主のような髪型が大変印象的な名作だ。ヘミングウェイがスペイン内戦を、共和軍の立場から描いた作品だったが、映画はついにフランコ没後のしばらく後までスペインでは公開されることはなかったという曰わく付きの作品だ。
     例) Para quién doblan las campanas.
           (誰がために鐘は鳴る)
3. 『estar como una cuba』
     慣用句には、まったくもってなぜそのような意味になるのか理解に苦しむものが山ほどあるが、これもその一つだ。《cuba》は小文字なので、カストロのキューバではないのでご注意を。《cuba》はバケツのような大きな容器を指す。もっとも、《Cuba》はそんなに大きくないのが...。ともあれ、「バケツのような状態になっている」のは、むろん人だ。つまり、人のバケツ化、というわけだ。人間がバケツのようになればどうなるか?理解に苦しむ。馬鹿ばかり言っていないで早く慣用句の意味をいえ、とお叱りを受けそうだが、いろいろと書くその真意は、必ずしも《para hacer bulto》ではないのだが、そういう場合もある。意味は、何のことはない。『酔っぱらっている』で、それも相当の酩酊状態の時を言う。
     例) Está como una cuba y se le traba la lengua.
                  (ひどく酔っぱらっているし、ろれつが回ってないよ)
 4. 『pasar factura』
     《factura》は、請求書・勘定書など、いわゆるインボイスと呼ばれる商業上の書類のことだ。『など』と言ったその真意は、《factura》には請求書以外の意味はないと思い込んでいる人がいるからだ。一般的に請求書を指す場合が多いが、けっしてそうではなく、ラテン語の《factura》が語源である『霊験あらたかなお言葉』なので、もう一度辞書を確認していただきたい。いずれにしても、「請求書や勘定書などが送りつけられる」のはあまりうれしくないので、『つけを回す・つけが回る・貸しを作る』などという意味で使用される。
    例-1) El abuso de alcohol siempre acaba pasando factura.
             (お酒の飲み過ぎは必ず身体にそのつけが回ってくる)
    例-2) Francia pasará factura al Gobierno español por las expulsiones de etarras.
             (フランスはETAのメンバーの国外追放でスペイン政府に貸しを作った)
 5. 『dar jabón』
     《jabón》は、スペイン語の初心者がよく《jamón》や《Japón》と言い間違えたり聞き間違える単語だ。ともあれ、『石鹸を与える』ってなんのことだろう?お歳暮の時期でもあるし...。まあ、近頃では石鹸を送る人も少なくなったようだが、石鹸なら腐らないし、必ず使うものなのでもらう方は結構ありがたいのだが、傾向としては、石鹸のお歳暮は「ダサイ」らしい。ともあれ、小生はスペインクラブからワインを送るのが常だったが、つい先頃倒産してしまい、今年はどうしようか…などと、悩んでいる場合ではない。本題に戻ろう。でも、これはけっこう頭痛の種なのです。
     さて、石鹸は水をつけて擦ると大変滑りやすくなる。これを口に入れれば、口の中は泡だらけになると同時に、ひょっとしたら、大変喋りやすくなるかもしれない。それなら、警察がこれを犯人の口につっこむことをいう、な〜んてことはないものの、それがけっして遠からずなのです。そう、慣用句の意味は『おべっかを言う・おせいじを言う』のことなのです。口を開けばペラペラと背筋がゾッとするような歯の浮くようなことを言ってゴマをするヤツっていますよね。あ〜イヤだイヤだ。
     例) Ése nunca cansa de dar jabón a su jefe.
         (やつは上司におべっかを言うのにけっして疲れない
 =よくもあれだけ上司におべっかを使って自分でいやにならないのか)
 6. 『¡A buenas horas mangas verdes!』
     日本語のアニメや劇画のお陰で、『漫画』という日本語も国際的になりつつあり、実際スペインでも《Manga》で通用する。しかし、ここでいう《manga》は「(腕の)袖」のことだ。いずれにしても、これは慣用句と言うよりは感嘆文に近いが、いわゆる決まり文句という点ではやはり慣用句に属すると思われる。実際、下の例のように、他の文章と組み合わせての使用も可能だ。直訳すると「緑の袖が良い時間に!」ということになるが、これだけでは何を言いたいのか分からない。しかも、実際は「グッドタイミング」ではなく「バッドタイミング」なのだ。つまり、『後の祭り・遅きに失する』という意味だ。
     因みに、《mangas verdes》とは、15世紀にかのカトリック両王が創設した、今で言うところの警察に相当する『Santa Hermandad』と呼ばれた、法の番人をしていた組織のことで、その一団のユニフォームの一部、つまり、その袖の部分が緑色だった。つまり、それが目印というか、彼らのトレードマークのようなものだったらしい。つまり、遠くからでも『Santa Hermandad』が来たぞ!とこの袖の色で判別ができたわけだ。彼らは、特に田舎の方の取り締まりをしていたらしいが、何しろ当時のことで電話も何もなく、事件が起こり、知らせを受けてやってくる『Santa Hermandad』は、通常、いや、常にもう泥棒(例えば)は逃げた後。そんなところからこうした慣用句に使われてしまったわけだ。したがって、「時間に遅れる」ということから、この慣用句は、多くの辞書で《manga》ではなく《hora》を主体として捉えているようだが、主体はやはり《mangas (verdes)》にあると思われる。
     例) ¡A buenas horas mangas verdes!, que si ya no me lo hace falta.
              (「今更もう遅いよ。もう、僕、いらないよ」)
これをちょっと昔風に言うとこうなる (「六日の菖蒲十日の菊、というところかのう。もうそんなもの必要なくなったわい」)
 7. 『estar como una moto』
     モーターバイクがバイク。《motocicleta》が《moto》。古今東西略語はお好きなようだ。それにしても、日本語では前半部分を、スペイン語では後半部分を各々「不必要な部分」として省略するというのは、実に興味深いものがある。ともあれ、「バイクのような状態になっている」とは?「うるさい」のか?「よく走る」のか?それとも、「ブルブル震えている」のか?いずれかといえば、この場合は三番目の可能性が最も本来の慣用句の意味に近い。つまり、バイクのようにたえずブルブル震えている状況から『イライラして』じっとしていない状態を表現しているわけだ。しかし、もう一つ別の意味(『気が狂ったような』)があって、これも1番同様状況で決まる。
     例-1) En los días de examen ella siempre está como una moto.
           (彼女は試験の日になるとまったく落ち着きがない)
    例-2) ¡Oye, que hagas algo!, que tu amiga está como una moto, no para de hacer tonterías.
           (おい、何とかしろよ君の友達を。バカばかりやって止めそうにないよ)
     今日はこの辺で終わりにしよう。では、読者諸氏からの質問や意見をお待ちしている。(文責:ancla)
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  Monologo de un pasota   === Serie II - 10== 馬耳東風 第二編の十
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『スペインの治安』 (その3)
    スペインの治安問題を取り上げ、まずは日本人らしく己の反省から...とやや大仰に書いてはきたものの、肝心の正確な統計はどこになるのか?と、統計の信頼性を考察するはめになってしまった。そんなわけで、結局のところ、未だ本題に入れず、大変遺憾な状況に陥っている。しかし、このままではまったく話も進まず、また、この章も完結できなくなるので、一応、この先は内務省のデータを使用することとし、これに沿って話を進めることにしよう。
     前号でも申し上げたように、内務省の発表によると、2000年にスペインで発生した犯罪の件数は1,789,990件だ。そして、昨年の2001年には、この犯罪発生率(índice delincuencial)が10%超の伸びを示し、1,976,000件に増えた。日本での同年の犯罪の伸び率は、対前年比で12%の増であるので両国の増加率は同じくらいである。しかし、総数では、日本が2,735,612件だあり、両国の人口に対比させてみると、スペインでの犯罪は日本の倍くらいあることが分かる。つまり、スペインでの犯罪発生率から算出すれば、日本では、年間約600万の犯罪が発生していなければならない計算になるわけだ。ともあれ、スペインでの犯罪認知数の内、逮捕までに至ったのは232,147件だったので、検挙率は12%未満(同日本19.8%)ということになるのだが、対2000年比では3.6%の伸びを示している。よって、数字の上では状況は良くなっている。
     さらに、内務省の報告書には、凶悪犯罪に関しては、何と90%弱が解決されていると記されているので、少々安心した。なぜ安心したかというと、治安が良いので有名(?)なはずの日本の凶悪犯罪の検挙率は、1999年こそ71.5%だったが、2000年には60.4%、2001年には53.0%と急激に下降をたどっているからで、スペイン内務省の報告が正しいものだとするならば、日本はけっして安全な国ではなく、この点においてはスペインの方がより安全 (実際の犯罪は起こるのだから、現実には安全ではない) というか、少なくとも、凶悪犯罪者の犯人逮捕という点ではスペインの方が優秀だということになる。これらの数値を逆の観点(つまり、犯罪者の目)からみれば、凶悪犯罪なら日本で、一般犯罪ならスペインでやれば、それぞれ捕まる可能性が低い、という実体が浮かび上がってくるわけだが、けっしてそうした方がいいなどと言っているのではないので、念のために。
     さて、ここで実に興味深い事実をご紹介しておこう。それは、2001年に起きた1,976,000件の犯罪のうち、約250,000件がインターネットを介して訴えられた(届出がされた)事件だったことだ。この方法であれば、わざわざ警察署に出かけて行き、訴えを起こす場合にしなくてはならない何かとややこしい手続きもする必要はないわけで、実に簡単(安易)に通告(届出・訴え)することができるからだ。つまり、別の見方をすれば、もしこの手軽な手段がなければ、訴えさえもなされなかった犯罪が多いのではないのか?だからこそ犯罪率が高くなっているのではないのか?とも考えられる。しかし、この簡易な方法での訴えが、いわゆる刑法に触れる正真正銘の犯罪なら、その犯罪の実数には何らの変化もないことになる。このあたりの実体になるとまったくデータでは判別がつかない。因みに、スペインでの2001年の殺人事件は1,200件(同日本1,340件)で、対前年比で40件の増加を示している。ここでも人口比での突出したスペインの数字が少々気になるところだ。(...続く)(文責:ancla)
 
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    短文翻訳 2002年11月更新分
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1. No eres la única que tiene problemas con el marido.
    夫との間に問題を抱えているのはあなただけじゃないのよ。
2. Es un atrevimiento por mi parte, pero me gustaría trabajar con Vds.
    ずうずうしいとは思ったのですが、あなた方と一緒に仕事をさせていただきたいのです。
3. Te diré una cosa. ¡De mí no se burla nadie, entendido!
    一つ言っておくがな、俺は人にバカにされる覚えはないんだ。わかったか!!
4. Efectivamente. Se considera que hombres y mujeres se comportan de manera diferente.
    確かに。男と女はそれぞれ振る舞い方が違うものだ。
5. Por más que me recomienden ese plato típico japonés de pescado crudo, no lo comeré.
    あの生の魚を使った日本の代表的な料理をいくら勧められても。私は絶対に食べないわ。
6. Ha engordado mucho y ahora tiene 160 kilogramos más que antes. Necesitaría una operación quirúrgica.
    彼女は以前よりも160キロも太ってしまいました。外科手術が必要なのかもしれない。
7. Sé que no es un hombre que se ande por las ramas por lo que tarde o temprano vendrá a confesarse.
    彼は単刀直入なタイプだから、今に告白しに来るわ。
8. Un directivo de una destacada empresa del sector de la construcción fue detenido por presuntas implicaciones en un soborno relacionado con obras públicas.
    業界大手の建設会社のある幹部が公共工事を巡る贈収賄容疑で逮捕された。
9. Es de lamentar sinceramente que hubo algunos puntos implícitos.
    不透明な点がありましたことを誠に遺憾に存じております。
10. El Gobierno no ha podido hasta hoy aplicar ninguna medida eficaz.
    政府はこれまで有効な手をいっこうに打てないでいた。

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