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Instituto de Traducciones de Tokio

 


 

 
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日 西 翻 訳 研 究 塾
Instituto de Traducciones de Tokio

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☆        e-yaku ニュース・ No.20 (06月号) 2002/06/30         ☆
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==== 初めてこのメールを受け取られる方へ ====
  このメールは、日西翻訳研究塾が基本的に毎月末、スペイン語学習者のお役立ち一口メモと共に、塾のお知らせをするための、ネット上のごくごく簡単な定期的かつ一方的なメール(メール・マガジンの小型版)です。過去のバックナンバーをご希望の方は遠慮なくお申し出下さい。尚、『Monólogo de un pasota』シリーズは終了後に、第1回からホームページに掲載予定です。お急ぎでない場合は少々お待ち下さい。逆に、受信をご希望でない場合は、このメールの一番下の宛先までその旨をお知らせ下さい。
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 ★ 『文法専科』、関係代名詞
        『文法専科』は、皆様に文法に開眼していただくため、関東4大学のスペイン語文法の権威6名をお迎えし実施しております実に画期的なクラスです。今回は、拓殖大学の瓜谷 望先生のご担当で『疑問代名詞の使い分け』についてご講義いただきました。今回もクイズ形式の実に楽しい授業で、表面上は楽しみながらの学習でしたが、またしても、『目から鱗』を落ちるのを余儀なくされたりで、実際は反省の授業にもなりました。Que・el que・el cual・quienの使い分けは、思った以上に複雑なのです。その一部をここにご紹介します。みなさんはどのくらいわかるでしょう?
                    ☆ 以下の文章の中に正しい文章はいくつあるでしょう
                           1. No es esa película, a que me refiero.
                           2. Lo sé por los ojos, con que me miraba Horacio.
                           3. Conocimos a María la tarde, en que fuimos al museo.
                           4. Esta es la casa, de que hablé ayer.
                           5. Esta es la casa sobre que hablé ayer.
                           6. Estuve en Madrid cinco días, durante que visité muchos lugares de interés.
                           7. Había un tren del que se bajaban varias chicas jóvenes.

次回07月08日(月)19:00〜21:00で、『文法専科』の講座の取りに最も相応しい、文法界の重鎮であられる東京外国語大学の寺崎 英樹 先生に登場して頂き、人称代名詞』についてお話しいただきます。どうぞご期待下さい。

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耳 寄 り な お 話 コ ー ナ ー
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  ★ 『Diccionario de Español para extranjeros』のご紹介!!
            つい最近スペインで刊行されたばかりの新しい辞書をご紹介しましょう。
               通称 『CLAVE』、正式名称『Diccionario de Uso del Español Actual』でお馴染みのSM社が、つい先頃スペインで出版した表題の辞書で、外国人のスペイン語学習者を意識して作られた辞書です。
                まず、なによりも、今年発行されたばかりと言うこともあり、非常に新しい言葉(現代用語とでもいうのでしょうか)が掲載されていることです。Internetやwebなどの他のどの辞書にもまだ拾われていない外来語も多く掲載されているのは大変助かります。Internetやwebは、これまでも女性形?男性形?複数形はどうなるの?と、スペイン語人の間でも色々と物議をかもしていましたが、これで明確になりますよ。
                音節分けした単語表記も外国人の我々には大変有り難く、動詞活用表も付いていますし、64ページにわたり、様々な場面で想定される会話の例文がイラスト入りで紹介されている特別ページ(付録)まで付いています。
                各単語には最低1個の例文も付されていて、しかもそれらの例文も非常に分かり易い例文であることは、外国人である私たちには大変助かります。そんなわけで、特に、『まだ西西辞書を一冊も持っていないので欲しかった...という方々に大いに推薦』できる、スペイン語の最初の辞書にしてもらいたい辞書です。
                この『Diccionario de Español para extranjeros』は、インタースペイン書店(旧マナンティアル書店)にて、定価7,500円のところを、4,500円という破格の価格で、『oferta de Lanzamiento』ということで、販売されていましたが、残念ながら、その大安売りの期間は今日で終わってしまいました。しかし、本塾の塾生(塾生証を持っている人)に限り、この4,500円(税別)という価格が7月一杯維持されます。このチャンスを逃さないようにして下さい。送料が加算されてもかまわないという塾生のために、塾でも一括購入を受け付けますのでどしどしお申し込み下さい。尚、塾ではすでに1冊購入してありますので、是非手に取ってみて下さい。
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┗■ イベント紹介コーナー
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  ★ 『スペインタイル』の講習会!!
               『オラ!!バレンシア・スペインタイル制作所』が8月1・2・3日(東京/地下鉄門前仲町駅)、11日(三重県津市)、22・22日(川崎/東横線元住吉駅)に、「スペインタイル制作教室を開催」します。ご興味のある方は、一度、下のHPにアクセスしてみて下さい。参加申込み7月8日まで!http://www1.odn.ne.jp/valencia/
              この度、 『オラ!!バレンシア・スペインタイル制作所』のHPと相互リンクを貼りました(本塾の主旨のページ)ので、本塾のHPから簡単にアクセス可能になっています。是非ご利用下さい。
 ★ 公開講座『アンデス音楽の魅力を探る』
            本塾の文法専科の塾生である尾上氏が参加されている「アンデス文明研究会」が、以下の通り、公開講座を開催します。講師に、あの濱田滋郎先生を迎え、フォルクローレの生演奏まで聴けます。是非、ご参加下さい。
        講  演:濱田滋郎先生
        演  奏:グルーポ・カンタティ
        日  時:2002年7月16日(火曜) 開場:18:30 開演:19:00
        会  場:ルーテル市ヶ谷教会(外堀通りのスーパー「ポロロッカ」の裏手です)(塾のすぐ傍)
        入場料:一般会員3,000円 学生2,500円(全席自由)
        申  込:往復ハガキ・FAX・e-mailでお申し込み下さい。
             アンデス研究会・事務局:
                            杉並区高円寺南3-28-8(166-0003)
                            Tel & Fax:03-5306-3805
                            e-mail:reikos@pastel.ocn.ne.jp
                            アンデス研究会HP:http://member.nifty.ne.jp/andes
 主催:アンデス文明研究会
協力:グルーポ・カンタティ
後援:ボリヴィア共和国大使館・ペルー共和国大使館・日本ラテンアメリカ文化交流教会
 ★ 『ミロ展 1918-1945(絵画の詩人ミロ誕生への軌跡)』
        来る7月27日(土)〜9月23日(月・祝)の間、世田谷美術館(世田谷区砧公園1-2)で、ミロが最も実験的であった前半生の作品の展覧会が、世田谷美術館・NHK・NHKプロモーション・東京新聞の主催で開催されます。パリ国立近代美術館やニューヨーク近代美術館など世界各地から80点以上の作品が展示される予定です。本塾には、『割引券を50枚』置いてありましたが、ぼちぼちその数も少なくなってきています。まだ先のことだからと言うのんきなことでは、気が付いたときにはもうない、な〜んてことになりかねませんので、ご興味のある方はお早めにどうぞ。
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特別コーナー ☆ ☆ ☆ ------
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☆ 西川さんに感謝!!m(_ _)m
      本塾の『文法専科』の塾生の一人である西川和子さんは、実は、『スペイン十八世紀への招待   宮廷画物語』や『スペイン宮廷画物語 王女マルガリータヘの旅』などの著者です。ベラスケスの傑作「ラス・メニーナス」に魅せられたのをきっかけに、スペインの歴史と絵画について研究を始められたそうです。
       この度、この2冊をご寄贈いただきましたのでご報告いたします(書棚の最上段に飾ってあります)と共に、この場をお借りし、西川さんには深く御礼申し上げます。
                 『スペイン十八世紀への招待   宮廷画物語』
                『スペイン宮廷画物語 王女マルガリータヘの旅』        各2,000円
             王位継承戦争から『マホやマホ』の時代へ、巨匠ゴヤが描く世紀転換期の宮廷画と秘められた永遠の愛とはどんなものだったのか?黄金時代を彩るハプスブルク時代のスペインは...?
         共に彩流社の刊で、書店にて購入できますので、ご興味のある皆様は是非読んでみて下さい。
 ☆ 軽部先生おめでとう!!( ^_^)/□☆□\(^_^ )
             去る6月15日(土)。本塾の『メキシコのスペイン語会話』クラスで、文法講師をして下さっている、軽部先生がご結婚されました。この場を借りまして、心よりのお祝いを申し上げますと共に、末永いお幸せをお祈り申し上げます。
            新婚旅行には、な、なんと、まだ行ったことがなかったというスペインに出かけられましたが、な、なんと、それを『邪魔すべく』追いかけてスペインに行った友人もいたらしい...ということです。
 ☆ 本当にお疲れさまでした(・_・)☆ヾ(^^ )
      サッカーのワールドカップも遂に下馬評通りブラジルの優勝で幕を閉じました。日本も頑張ったのですが、決勝トーナメントに残れたのが奇跡とでもいうべきでしょうから、日本のサッカー界としては大きな収穫と言わねばなりません。アルゼンチンが予選敗退など、予想外のことも起こりましたが、スペイン語圏では、スペインとメキシコを残してその他全滅というのは少々淋しい現実でした。コスタリカやウルグアイも16位内に残っていてもけっしておかしくなかったのですが...。
 塾生たちも大活躍してくれました。
FIFAアクレディテーション登録センターの尾郷さん
コスタリカ・チーム・リエゾンの長岡さん、古畑さん
エクアドル・チーム・リエゾンの小粥さん
その他様々な場所で通訳などに従事された古寺さん、阿部君、澤山さん、小野寺さん、西崎さん、さん
そして、アルベルト松本先生
 ゆっくり身体を休めて下さい。
(_ _)。。o ○
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    スペイン便り その6 (H.M.Planning.S.L 森 統の現地情報)
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 ご多忙でしばらく筆を置いておられた森統氏が『e-yakuニュース』に戻ってきて下さいました。
<ユーロビジョン歌謡祭>
 先月、こちらのテレビ放送で興味深いことがありました。1956年以降、毎年3〜5月に開催される『Eurovision Song Festival』という全欧の国営テレビの共同企画プログラムで、バルト海に臨む小国・レトニア共和国の代表が優勝しました。
 この大会は参加国を代表して若手の歌手(ソロシンガーまたはグループ)が新曲をもって歌い競い、その評価を参加国の審査員の投票により採点をして順位を決める、いわゆる歌合戦です。ヨーロッパの新人歌手の登竜門として60年代から80年代までヨーロッパじゅうに大変人気のあったもので数々のスターを生み出しました。特に60年代〜70年代に出場して後に世界的なスターとなった歌手の名前を挙げると;
64年 Gigliola Cincuetti (Non ho l’eta)優勝
65年 France Gall (Poupée de cire, poupée de son)優勝
68年 Cliff Richard (Congratulation) 2位
70年 Mary Hopkin 2位、Julio Iglesias 4位
74年 Abba (Waterloo)優勝
そして、今をときめくCeline Dionは88年にスイスの代表として出場し優勝しています。
  しかし、参加各国の国内マスコミの多様化と、民放局の急激な増加により国営テレビネットワークのオリガルキーが失われ、大会自体が果たしていた文化交流機構としての役割がほとんど消失しかけた90年代には、西ヨーロッパ諸国内での視聴率は年々低下の道をたどり、形骸化した番組となってしまいました。
  平行して80年代からヨーロッパを席巻したアメリカ文化(映画・音楽)の存在も衰退の大きな原因の一つである事は疑う余地がありません。
  多分その沈滞を打破すべくだと思われますが、93年からこの大会に旧東欧諸国の参加が認められ、それまでは西欧圏とトルコ,イスラエルまでであった領域が、ロシア、ハンガリー、ポーランド、チェコ−スロバキア、ルーマニア、ブルガリア、ボスニア−ヘルセゴビナ、クロアチア、ユーゴスラビア、マケドニア、バルチック3ヶ国、というかつてのオーストロ・ハンガリー帝国とオスマントルコ、ロシア帝国の領域にまたがる地図上の全ヨーロッパに拡大されました。
  その結果として、フェスティバルの流れに変化が起こりました。優勝する国が今までの常連の音楽大国から、新参の小国間の持ち回りに近い状態が起こったのです。
  91年以降の顕著な傾向として上位3位は、1998年のイスラエルを除いて、ほぼ毎年、北緯50度以上に位置する国が占め、かつて歌の国として知られていたラテン諸国のフランスやイタリアなどは鳴りをひそめ、時々上位に食い込む程度となりました。
  1999年にスウェーデン、2000年にはデンマーク、その後、遂に2001年にはエストニア、そして、今年2002年はレトニアと、かつてソ連に併合されていた小国が続けて優勝するという現象が続いています。
  年毎のデータを調べてみるとその理由がおぼろげながら推測できます。手元に、発刊年の異なる世界地図があります。
1)1959年(昭和34年)発行、日本の高等学校用の地図
2)1986年発行、フランス高等学校用の地図
3)1991年発行、スペイン・Atlas El País
4)1993年発行、スペイン・El País年鑑
  先ず、1)の中で明記されているヨーロッパの国の数はソビエト連邦を除くと26ヶ国(ドイツは2国)です。27年後の地図2)でのヨーロッパの独立国の数は、同じく26ヶ国で、3)では25ヶ国(ドイツが一国となる)のが、4)では一転して33ヶ国(ロシア連邦国を除く)と、その数は増加しています。しかし、ヨーロッパの面積が増えたわけではありません。国数の増加は、主にバルカン半島(旧ユーゴスラビア)内での分離独立とバルチック3ヶ国のソ連からの離脱の結果です。
  93年以降、大会に参加を許された国々は同時にヨーロッパ連合への加盟を申し出ている国々でもあります。今は、3,000Km以上も離れたスペインにまでこれらの国々の人々が移民労働者としてやって来ています。既に、ヨーロッパ内での国境は日毎にその意味を無くしつつあります(近年、泥縄式に各国で外国人法の改訂をやり始めました)。失われた時と夢を求めるエネルギーがヨーロッパの東から西ヘ動いています。繁栄を求める人々が何処でもがそうであるように、熱心に、貪欲に、富める地域への移動を始めています。そんな中、現EU諸国の中では既に時代遅れとなった番組が、今これらの国々の国民には外部社会へ開かれた窓として受け取られているのでしょう。
  ここ数年の大会参加国の3分の1が旧共産圏の国々で占められるようになったことが、結果として投票の行方を握る力となったことは言うまでもありません。英・仏・伊・独などの大国の票も、人口150万のエストニアも同じ票数を持つのですから、人口比にしたがった人気投票ではなく、人種的、地域的な好みが極端に表れる結果となります。昨年と今年の結果は、この傾向と大きく関連するようです(曲の良し悪しよりも、親近感のあると思われる国への投票が今年は特に目立ちました)。これからまだ数年はこの傾向が続くであろうと予測します。来年が楽しみです。
(あなたの留学のお手伝いをするマドリード在住の『H.M.Planning.S.L』森 統)
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         スペインの慣用句 == 05 ==
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        さあ、今号も動物シリーズでいってみましょう。とはいうものの、これが意外に少ないのです。無論、ないことはないのですが、ポピュラーな動物(象・ライオン等々)の名前が入った、有名かつ面白いものがあまりないのですが、ともあれ始めてみましょう。一応、整理するためにABC順に並べていきます。
 1. 『a mata caballo』
        まずは馬に登場してもらいましょう。スペインでは犬猫や牛と並んで重要な地位を占めている馬ですが、慣用句ではあまり良いのが思いつきません。ここに挙げたものも、その意味はすぐに分かってしまいそうな慣用句です。「馬を殺してしまうほど」なわけですから、激しく走らせれば死に至らせてしまいます。したがって「全速力で走る」という意味かな?と考えると、まあ、遠からずといったところでしょうか。慣用句の意味としては、『〜 あわてふためいて』、『大急ぎで』ということになります。尚、『a matacaballo』と名詞形にして使用する方が一般的なようですので、例文もこれを使用します。
         例) Fuimos al cine a matacaballo y nos quedamos sin ver el principio.
            (取る物も取り敢えず映画に出掛けたものの、最初の部分は見られず仕舞いだった)
 2. 次はペットの女王とも言うべき猫に登場してもらいますが、これはさすがに多い。そこで、以下に一挙にまとめてみました。
    2-01『como el gato y el perro』
         直訳では、「猫と犬のように」となります。何か思い当たりませんか?そうなんです。所変われば品変わる...の代表のようなものですね。もっとも、日本でも猫と犬は決して仲良しではないと思うのですが、日本では、『犬猿の仲』と言います。例文など必要ないくらいの慣用句ですが...。
         例) Esos vecinos se pasan el día como el gato y el perro.
              (あそこのお隣さん、一日中お互いに喧嘩ばかりして過ごしているんだ)
    2-02『dar gato por liebre』
        日本では羊の頭を看板に掲げて実際には犬の肉を売るという意味から『羊頭をかかげて狗肉を売る』あるいは、四字熟語として『羊頭狗肉』というが、どうやらスペインでは「ウサギの肉だと騙して猫の肉を売る」らしい、というところから、『見かけ倒し』だとか『騙す』という意味で使用されます。
         例) Autenticidad y rareza; estas son las condiciones mínimas que exijo para que algo ingrese en mi colección. Nadie me da gato por liebre.
              (真実性と希少性、小生のコレクションに加えるにあたって最低限付ける条件がこれだ。誰も小生を騙しはできん)
    2-03『lavarse como los gatos』
        これは分かるような気がしませんか?だいたい猫が顔を両手(両前足?)でしっかりと洗っている所など見たことはありません。片手?を使って念入りに洗うという話もあります(猫を飼ったことがないので...)が、果たしてあの格好は顔を洗って(舐めて)いるのか否かは、猫に訊いてみなければ...。さて、冗談はさておき、水嫌いの猫が身体を洗ったとすれば、きっと、日本語で言うところの『カラスの行水』なのでしょうね。つまり、何かを急いでいい加減に洗うことをこう表現します。
         例) Mi mujer lava a su perro a fondo en el baño a diferencia de lavarse como los gatos.
              (妻はお犬ちゃんを風呂場でしっかりと洗うのですが、彼女自身はカラスの行水です)
    2-04『llevarse el gato al agua』
        猫は水が嫌いですから、その猫を水のあるところまでつれて行くというのは、まったくもって至難の業なのでしょう(前述のように小生は猫を飼ったことがないのでよく分かりませんが...)。ということで、『大成功を納める』とか、『熾烈な競争を勝ち抜く』、あるいは、『自分の意志を貫き通す』というような時に使用される慣用句です。
         例) La Selección japonesa no pudo llevarse el gato al agua en los mundiales.
              (日本選抜チームはワールドカップで勝ち抜けなかった)
                 この例文を作ったのは、日本が「どこかのチーム」と戦って引き分けた翌々日だったので、僕は非国民かな?
    2-05『buscar tres pies al gato』
        この慣用句は、猫を使った慣用句の中でも最もポピュラーなものの一つでしょう。本来四つ足ならどんな動物だって良いはずなのですが、何故か猫なのかは、やはりそれだけ人との馴染みが深いからでしょうか?それだったら、犬好きの人は《buscar tres pies al perro》と言いたいでしょう。因みに、身体障害の3本足の猫ならいるかも知れないので、この《tres pies》の部分を《cinco pies》と言い換えることもあります。これなら絶対にいないだろうからです。したがって、意味としては、『(物事を)ことさら難しく考える』とか、『無理な要求をする』とか、『無駄な努力をする』といった時に使用されます。
         例) Si te dijo que sí, no le busques tres pies al gato y déjate de pensar tonterías.
              (OKって言ってくれたんなら、それで良いじゃないか。もうそれ以上ああでもないこうでもないと考えるのは寄せよ)
    2-06『no hay ni un gato』
        スペインはウサギの国のはずなのに、どうやら、猫がいない場所なんて言うのは非常に珍しいらしい。『〜人っ子一人いない』とか、『誰もいない』というのをこう表現するのです。これも非常にポピュラーな慣用句の一つです。
         例) Allí, cuando llegué yo, no había ni un gato.
              (あそこに着いたとき、人っ子一人いなかった)
 3. 『tener monos en la cara』
        日本では、「猿も木から落ちる」とか、「猿の尻笑い」とか、猿は結構人に近しい存在ですが、スペインではあまりそうではないようで、猿を含めた慣用句というのはさほどありません。その中でもっともその使用頻度が多いだろうと思われるのがこれです。「顔に猿を持つ」???要するにお猿さんのような面白い顔をした人を罵倒するときにでも使うのでしょうか?いえ、そうではなく、『あまりジロジロと人の顔を見るな』ということなのです。使用方法としては、いわゆる、「強面のお兄さん」が顔を見られて因縁をつけるときのように、疑問文で用いられることが多いようです。
         例) ¿Y qué te pasa a ti, que no me quitas ojo? ¿Es que tengo monos en la cara o qué?
              (オーオー、俺の顔をじっと見やがって、この野郎、俺の顔に何か付いてでもいるって言うのかよー)
 4. 『por si las moscas』
        あの夏になったらしつこく飛び回るハエも我々同様に動物だというのはどうも納得がいかないのですが、ハエ人間なんていう映画もあることですし、ハエも人間もそう変わりはないのでしょうね。ということで、この動物シリーズにもハエに登場してもらいましょう。意味は『万が一』ということです。何故ハエなのか?何故「もしハエだったときのために」が、『万が一』という意味になるのか?これはナゾです。小生はその理由を知りません。どなたかご存じの方はおいででないでしょうか?
         例) Aunque hace sol, llévate el paraguas por si las moscas.
              (お天道様は出てはいるが、万が一のために傘を持ってお行きよ)
 5. 『vender la piel del oso antes de cazarlo』
        動物シリーズはあまりないと言いながら、こうして書いていくと結構あるものですね。まあ、それでも、全体から見ると少数派に属するのでしょう。ともあれ、この最後のは、いずれかというと慣用句というよりも諺に近いものでしょうか。直訳してみると、「熊を捕まえる前にその皮を売る」ということになります。あれれ?どこかで聞いたような文句ですね。その通り、日本では熊の代わりに狸が使われ、『捕らぬ狸の皮算用』と言ったりします。つまり、「希望的観測に基づく将来設計を性急にしてしまう」とき等に使用します。日本人は奥ゆかしい?ので、皮算用だけで済んでいるのですが、スペインでは手にしてもいないものを売ってしまうのでしょうか?まるで先物取引ですね。
        例) Parece que nuestro padre vendió la piel del oso antes de cazarlo ya que llegó la factura de un ataúd.
              (親父のヤツどうやら事を急いたようだな、棺桶の請求書が届いたぜ)
  今回はここで一応最後にしますが、次号も続けて動物シリーズを一挙公開と言うことにしましょう。では、読者諸氏からのご質問・ご意見をお待ちしております。 (文責:ancla) 

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    森 統のスペイン豆辞典 その6 (H.M.Planning.S.L 森 統)
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<Tortilla española>
  さて今回も食べ物の話ですが、スペイン人が2つだけ食べ物を選べといわれたとき躊躇無く選ぶであろうと思われるのはスパニッシュオムレツとチョーリソ(豚肉の腸詰)です。今回は、それ程生活に密接した食べ物である前者を紹介いたします。正しくはTortilla de Patatas または Tortilla Españolaと呼ばれています。
 これはスペインの国民料理とも言える最もポピュラーで、かつての日本の、日の丸おにぎりか、海苔巻おにぎりの地位を依然として保っている食べ物です。持ち運びも出来、簡易弁当のネタとしてはこれに勝る物はありません。
 材料:
ジャガイモ・・・・・・・・・・・・・・・1kg
たまねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・半個
鶏卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6個
植物油・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2杯
塩 
 道具:
フライパン(Ø 25cm程度の大きさ)
大皿
 下ごしらえ;
    @ 玉ねぎ半個を、縦に細切りしたものをフライパン(とろ火)で半透明になるまでいためる。(注:焦げつかないように必ず、とろ火で)
    A ジャガイモをやわらかくなるまで茹で、皮を剥き細かく切る。
    B @とAを同じ器に入れる。
    C 別の容器に鶏卵6個を泡立つまで溶く。
    D 塩加減をしながらBとC同じ器に入れよく混ぜる。(10分ほど置く)
作り方:
    1) フライパンに油を大さじ2杯入れ、中火でよくのばす。
    2) その上に用意した材料を入れる。火をとろ火にする。
    3) 中身がこぼれないよう注意深くフライパンを何度か前後にゆすりジャガイモに火が回りやすいようにする。水気が減り、フライパンをゆすっても中身が移動しなくなるまでゆっくりと火を通す。(約10分)
    4) 縁のあたりの焼き加減を確かめた後、フライパンの上に大皿をかぶせ、手でしっかりと支えながら、皿が下に来るようにフライパンを裏返す。(当然フライパンの中身は皿の上に移ります。)
     5) 再度フライパンに油を引き、今度はその皿のうえの片面(上部)が焼けたものを、フライパンに横滑りに移し変えます。
     6) もう一度とろ火で6~7分焼きます。その後火を止めて数分間熟ませます。
 ヒント:
    昔から簡単な料理ほどうまく作るのが難しいとよく言われますが、これなどもその好例と思います。ジャガイモの加減、内部の卵の火の通り具合(好みによって、固めと柔らかめが選ばれます。)、具の変化(好みの野菜を細かく刻んで使うことが出来ます。例えば、マッシュルーム、グリーンアスパラ、ほうれん草など)で色々と工夫が聞くので、スペインの家庭の主婦にとっては、力強い味方です。一番たいせつなところは、中に入れる具が卵と良くなじむことで、下ごしらえをきちんとやる事と、火加減に十分留意する事がコツです。
(あなたの留学のお手伝いをするマドリードの『H.M.Planning.S.L』森 統)
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     Monologo de un pasota        === Serie II -06==
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Felipeはいまどこに?』 (その1)
    先の2号では、来る2004年のスペイン総選挙にまつわる話題をご紹介したが、公平性を期すため?に、今号と次号の2回に分けて、今度は、その対抗馬である、野党第1党の社会労働党の話題をご紹介しようと思う。
     Felipe González Márquez。今から6年以上も前の1996年に、現在の与党である国民党のアスナール氏に首相の座を明け渡したものの、1982年10月から1996年3月までの約14年間、首相であり続けた人だから、スペイン関係者ならまず知らない人はいないだろう。もっとも、1996年3月6日の総選挙での敗退を機に、翌年の1997年6月の第34回党大会にて、1974年10月11日、32才の若さで選出されて以来23年間の長きに亘り勤めたスペイン社会労働党の書記長の座も、ホアキン・アルムーニャに引き渡し、自身は党幹部から完全に身を引き、その後はあまり彼の名を耳にもしないし、その姿となると、あまりお目にかかることはないが、ゴンサーレス氏は、現在でも彼の地元であるセビリアから選出された社労党所属の国会議員である。
     その彼が、今や社労党の『“un problema llamado Felipe”(目の上のたんこぶ)』になっている。あの『ノー・ネクタイ』の若き獅子も、今や60才(1942年3月5日生まれ)を超え、スペインの政界では『年寄り』的存在(もっとも、今でもトレードマークにもなっているノー・ネクタイスタイルは守っているようだ)になり、若手(対日本政界との比較からの表現)の多いスペイン政界の中で、実に『煙たい存在』になっているというのだ。スペイン政界とは言っても、実際には、社労党の中でのことで、若い執行部にもの申し、執行部のお荷物になっていると言うことは、与党にとっては、これは逆にありがたい存在なのかも知れない。
    社労党は、前述の96年選挙での敗退と、その後のフェリッペの書記長引退以降、ずっと不安定な状態が続いている。まず、彼の後任となったアルムーニャが、2000年選挙を前にして、党としての次期首相候補の座(スペインでは、各政党が与党の座に着いたときには誰が首相になりますよ、と言うことを総選挙で明確にした上で選挙に臨むので、首相直接選挙ではないにしても、ほぼこれに近いシステムが取られている)をホセ・ボレルに奪われ(無論、党大会での選挙で)、書記長としての面目丸つぶれの事態に陥った。もっとも、その後、ボレル氏の旧友(元部下)が汚職で逮捕されるに至り、同氏は首相候補を辞退し、アルムーニャが首相候補として2000年総選挙を戦ったものの『見事』アスナルの前に大敗退を期してしまった。アルムーニャはその夜(選挙日の夜中)の内に書記長辞任を発表したが、その後、彼の後任を巡って社労党内は大混乱を起こし、民主化後、党の最大の危機を迎えた。
    『Felipeはいまどこに?』というタイトルからは少々逸脱した形になったが、今号はこの辺で...。(つづく)(文責:ancla)
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    短文翻訳 2002年6月更新分
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1. Es admirable que la actriz que hizo el papel de Rosalinda en la serie televisiva haya compuesto música pop.
        テレビのドラマシリーズでロサリンダを演じた女優が、ポップスを作曲したなんて、すばらしい。
2. No esperes demasiado de tu cónyuge.
        君は配偶者にあまり期待をしてはだめだよ。
3. Nosotros tenemos culpa de que las cosas estén como están.
        こうなったのは我々のせいだ。
4. No dañemos el ozono y salvemos nuestro cielo.
        オゾン層を破壊するのをやめましょう。そして我々の空を救いましょう。
5. Me declaro una gran defensora de este sentimiento hermoso que se llama amor.
        私は、愛というこの美しい感情の大いなる擁護者です。
6. La degradación del suelo afecta a dos terceras partes de la tierra agrícola.
        農地の三分の二が土壌悪化の影響を受けています。
7. Durante la epóca de los gobiernos militares, en Argentina, desaparecieron unas 30.000 personas.
        アルゼンチンでは軍事政権の時代に約3万人が行方不明になりました。
8. Soy una persona desarraigada y al mismo tiempo multiarraigada.
        私は信念を持った人間ではないのですが、同時にあらゆる事にこだわる人間です。
9. El mayor deseo que tiene él, ahora, es descansar.
        彼が今最も望んでいることは休息することです。
10. En el mercado automovilístico han aparecido coches adaptados para personas discapacitadas.
        身体障害者用の自動車が市場に登場しました。

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